名刺作成の時に、ありきたりに会社の情報を詰め合わせてしまう方がいます。
もちろん、基本的な会社の所在地、電話番号、会社名、などを記述するのは当然なのですが、単純な内容は記憶に残りません。名刺交換をするということは今後、何かビジネスを通じてお付き合いをしたいという意味を持っています。今回は名刺作成において、何を重視すれば相手に自分のことを覚えてもらえるのかということを紹介していきます。
まず、大切なことは「わかりやすく情報をまとめる」ということです。現在の会社の立場だけがシンプルに記述されている名刺もありますが、相手のことに興味がなければ1カ月後、もしくは半年後のように時間が経過した時に名刺を見返したとしても、相手のことはほとんど覚えていない、ということも珍しくないでしょう。
相手にとって記憶に残る存在になるためには、「自分は何ができる人なのか」ということを名刺の中にしっかりと記述することがポイントです。自分のキャリア、仕事での資格、能力、今までの経歴など相手が気になるであろう自分のこれまでの情報をまとめることがポイントです。
もちろん、名刺のスペースには限りがありますので、この情報はまとめて最小にすることです。人によってはデザインや、名刺のフォーマットに工夫して斬新さをアピールする場合もあります。飲食店を経営されている方であれば、ロゴや名刺の中に自分が商売をしている食品を入れるということも親近感を持ってもらえます。色彩、紙質なども同様で自分という人間をわかってもらう、分身のような存在が名刺だと考えると良いでしょう。人によって渡す名刺を複数種類持つという方もいますので、そこも工夫されてみると良いでしょう。
名刺の裏面は多くの方がチェックする部分です。
もし、営業職で今後もお付き合いを考えているのでしたら、名刺の裏面を工夫することをおすすめします。作成した名刺の裏面に、自身のキャリアを記述することでより初対面の相手でもどのような人物なのかということを理解してもらえます。
例えば、ご自身の学歴や趣味、興味があることを記述するのも良いでしょう。高校時代のことであったとしても「県大会出場経験」「皆勤賞」「首席卒業」など、具体的な特技や人となりがわかることを載せれば相手と距離を縮めるチャンスにつながるかもしれません。大学時代の専攻や学生時代に力を入れたことなど、ビジネスとは直接関連の薄いものでも何か共通点がある相手との話題づくりになります。共通の話題があれば、顔を覚えてもらうチャンスにもつながるかも知れません。
また、名刺作成で大きな武器になるのは「資格」や「実績」を裏面に記述するという方法です。自信の経歴を伝えることで、評価のポイントを高めることができます。明確にそしてわかりやすく自身の経歴や実績を伝えることで、ビジネスで大きなプラスに働きますので、ぜひ意識して作成してください。ただし、名刺の裏面にはスペースに限りがありますので、あまりに長い文章になってしまうと、相手が飽きてしまうことになります。最低限の情報の中に何が重要なのか、ということは取捨選択するようにしてください。
名刺作成で相手の方に名前を覚えてもらうには、印象に残ること、もらった名刺で目をひくことなど小さな工夫をしているかということです。名刺はその人がどのような人間なのかということを表現する一つのツールですから、その名刺の材質が紙なのか、プラスチックなのか、色合いはどのようなものなのかということも気になるものです。この時にご自身が何を表現したいのか、ということはすべてではなくても相手に伝わるものです。
一つのテクニックとしては、複数の名刺のタイプを持って置き、状況に分けて使い分けるという方法です。プライベートでの名刺は趣味や団体の名刺で、ビジネスの名刺とは分けているという方も珍しくありません。その他にも、手書きでメッセージを添えられるように裏面に経歴などが記述されている名刺と、白紙の名刺を持っているという方もいます。このあたりは、最初に会った方に渡す名刺と、メッセージ用に渡す名刺を使い分けている、という方法です。
上記のような方法は、ご自身でうまく使い分けることで、もらった方にとって名刺の印象や効果ということがかなり違うものになります。ご自身にとって、何をアピールする材料にするのか、ということは大きな差別化になる要素ですので、ぜひ意識をされてみてはいかがでしょうか。小さな工夫ですが、積み重なると名刺をもらった相手からの印象が変わることも珍しいことではありません。ぜひ名刺作成の時には何をご自身が表現されたいのかということを意識して作成してみてください。