30代と言えばアラサーという俗称があるように20代の頃とはあらゆる事が違ってくる年代です。
平均年収が少しだけあがってお金が貯まってきますし、それなりに責任のある社会的地位についている人もいます。精神的にも落ち着いた雰囲気が出るようになり、働き盛りの年代でもあります。
そういったことから、名刺を作る場合のデザインも20代よりも少しだけ落ち着いたデザインや、よりシンプルで上質なものにするなど、精神的側面が顕著に出る傾向があります。
通常は会社のロゴが入ったシンプルなものを渡されるだけですが、自分らしさをもっと表現したいなら個性的でおしゃれなものを作るのも悪くありません。実際1人で何種類かの雰囲気の違う名刺を準備しているケースも珍しくありません。絵心があるならオリジナルデザインで作ってみるのもオススメです。
ただし素人が陥りやすい失敗としてよく目につくのは、あまりに色を入れすぎてしまう事とあれもこれもと思いつくままに好きなものを欲張って詰め込みすぎてしまう事です。
名刺はあくまでも自分を知ってもらうためのカードである事を忘れてはいけません。主役は住所や電話番号あるいは社名などの文字です。あまりにごちゃごちゃと様々なものを入れすぎて、かえって目立たなくなってしまうことは避けましょう。
イラストはワンポイントで入れる事、配色はせいぜい2~3色に抑える事が、印象的に自分らしさをもたせるコツと覚えておきましょう。
ビジネス名刺を作成する人も同様で、シンプル・イズ・ベストが基本であるのと同時に、1本ラインを入れただけでもさりげないおしゃれ感を演出できますし、黒と白のモノクロは一見地味そうですが実は意外とインパクトのある雰囲気を出すのに効果的です。
30代で独立してフリーランスになった人や自営業を営む人の中には、今後の事も考えて少しでもビジネスのPRになるような名刺を作りたいと思っている人もいるでしょう。
取引先に好印象を持ってもらうのに最も無難なのはスタンダードなタイプなのですが、せっかく作るならさりげなくワンポイントのおしゃれ心を感じさせるタイプだと目を引きます。
最もポピュラーなのは中央にラインを入れたものですが、会社ロゴの入れ方を工夫してみるのも楽しいですし、近頃流行っているデザインの1つに似顔絵をワンポイントで入れるタイプというのもあります。顔写真を入れても良いのですが漫画ふうにアレンジしたものの方が、見た目の優しさや和みも演出できて印象的なものになります。
レイアウトは標準タイプにしておいて材質にこだわってみるのも斬新で素敵なものになります。
様々なシーンで名刺交換はされているので、たくさんの名刺の山の中から自分の名刺を見つけてもらうために、ちょっと冒険をしてみるのも効果的です。
定番はマット紙やケント紙あたりが多いのですが、意外性を狙って上質なものやECOを感じさせる再生紙、またフィルム紙というのもありそうでないタイプです。
インクジェットコピー機が一般家庭に普及しているだけに、自分で専用用紙を買ってきて自宅で印刷する人も増えています。
一枚一枚切り取る時に美しく切り取るのは至難の業です。むしろ切れ目が元から入っている専用用紙を買ってきて印刷する方が簡単です。
ただし枠から文字がはみ出していたり、右か左に寄っていたりしては体裁が悪いですから、不安な人は専門店に依頼する事をおすすめします。
女性はアラサーすなわち30代ともなると男性ほどではありませんが、そこそこ年収があって責任ある立場にもたっており、バリバリのキャリアウーマンとして場を仕切っている女性も少なからず存在しますし、男性から見ると落ち着いた大人の雰囲気を漂わせ、しっかりしていて頼もしさも感じると好印象でとらえられる傾向があります。
名刺のデザインもアラサーならではのセンスで20代には見られない大人のおしゃれを楽しんでいる人が増えています。
もちろん会社から配布された会社ロゴの入ったタイプが仕事の上では主流になるのですが、それとは別に自分らしさをアピールするおしゃれなデザインのものを作る人もいますし、かわいいペットの写真をあしらう人も増えています。
おしゃれと一口に言ってもとらえ方は千差万別ですから、自分が納得できるデザイン、もしくは少し雰囲気を変えて女性らしいかわいい系を取り入れてみると、他の人とは違う個性的なものになります。
一例として、パステルカラーの花模様をワンポイントで置いてみると、控えめながらあでやかさを感じさせる一枚になりますし、色をブラウンに変えると気品あるシックな雰囲気になり、高級感も出てきます。
近頃のペットブームで愛猫や愛犬のシルエットをイラスト風にアレンジしたものも人気で、よく見かけます。自分の子どもの写真をイメージとして載せるとか好きな雑貨写真をセンスよくあしらった名刺も人気です。
名刺のすみにモノクロでハートマークを2~3点置いただけでも、インパクトのあるものに仕上がります。あまりに漫画チックなデザインやレイアウトではごちゃごちゃするだけで、かえって目立たなくなってしまう事もあるので、花のデザインでも写真でも厳選したものをワンポイントで置くのがおしゃれにみせるコツです。